どーも古川です。
今回はせどりで経費をどこまで計上して良いのか、どういった物を経費として取り扱うことが可能なのか、その辺りについてまとめた記事になります。
ご確認ください。
Contents
仕入れた商品を購入したお金や仕入れに使ったポイントはどうなるの?仕入れの際の食事などは?
仕入れは全額経費になるの?
せどりで一番お金を使うものが何かというと「仕入れ」になるかと思います。
この仕入れですが、業務の為に仕入れしているのですから全額経費になれば最高なんですが実際には仕入れた商品が売れた時に初めて経費として計上することが可能です。
仕入れはそもそも経費にできないように記載している記事を見かけましたがコレはちょっとわかりにくいかと思いますね。
その年の仕入れに使ったお金を全て経費にできるわけではなく、1月1日~12月31日の間に売れた商品の原価については経費計上できますのでそこは勘違いの無いようにお願いします。
売れ残っている商品については棚卸をして翌年に売れた分を経費として繰り越す形になります。
では、仕入れの際に溜まったポイントを使用して仕入れた場合、この場合はどうなるのでしょうか。
これ巷で流行のポイントを使ったせどり全般に言えることなんですが、ポイントを使って仕入れをするとなるとポイント分安く購入した場合、仕入れ値と実際の経費にズレが出ておかしなことになるんですよね。
基本的にポイントを収入としてみなすのかどうかについてはグレーな部分があって現状税理士等の考え方によって違うのが現実ですが、基本的にポイントで仕入れをする以上は獲得したポイントも収入として取り扱わないと明らかにおかしくなるんですよね。
よくあるパターンが商品を購入。
10000円で購入して4000円ポイント使用したので6000円で購入しその商品を20000円で販売した。
このような場合計算方法は3パターンあります。
- 1:売上24000円(ポイント込み)ー経費10000円(ポイント無視)=利益14000円
- 2:売上20000円(ポイント無視)-経費6000円(ポイント分減算)=利益14000円
- 3:売上20000円(ポイント無視)-経費10000円(ポイント無視)=利益10000円
このように3パターンの計算方法が想定されていますが、結構3の計算で自分に都合よく計上してるような人いません?
これって厳密にはおかしいですよね。
一つだけ利益が小さいように見えるけど厳密には見えないポイントで利益は大きく残るわけですから。
こういった物はバレないと思っていても税務署にバレる場合があるしバレた場合その整合性の取れなさから指摘されるケースがほとんどなのでやめておきましょう。
じゃあポイントってどうすればいいの?
結局こういう性質があるわけなのでせどりに使う別の経費に充てたところで結局おかしくなるわけですからあくまでも私個人の考えとしてはポイントは「プライベートに使うのが良い」のでは?と考えています。
そうなると事業に関係無いわけですから税務上おかしくなることもないし有効に活用できますからね。
何にせよ都合の良い部分だけ計上して都合の悪い部分は見て見ぬフリをする。
こういった方法はまかり通らないのでご注意頂けると幸いです。
仕入れに行った際の食事はさすがにOKでしょ?
これについては認められる場合もあるみたいですよ、ですがあまりにも普段の食費を計上していれば当然不審がられるし、実際単純に仕入れに出た際の食事という話なので、それを言い出すと事業主の食費は全て経費計上可能という話になるので厳密にはNGでしょうね。
ですが、同業者と一緒に食事をした場合や、情報交換のための懇親会であったり事業上必要である食事に関しては接待交際費として認められますのでその辺りは安心してください。
その場合領収書の裏でもいいので、誰と食事したのか等記載しておくとより信憑性が増しますので良いでしょう。
家賃や車はどう?事業に使ってるんだけど
家賃について
結構勘違いしている人も多いですが実際自宅でせどりの作業スペースだったり荷物を置いてある部屋だったり、生活スペースと事業として使っているスペースと分けることでその%分を経費計上することが可能です。
これは電気代などにも言えることです。
厳密には水道、ガス等も同じなのですが、事業でどの程度水道やガスを使ったかというとかなり微妙じゃないですか?
そういった意味で電気代と違い水道やガス代は通らない場合も多々あるようなのであまり視野に入れない方が良いかもしれません。
管轄税務署などに相談してみるといかがでしょうか。
車について
業務の為に購入した場合は経費として計上可能です。
実際プライベート使用もあるような場合はその割合分経費計上するというのが妥当になります。
これはガソリンにも言えることで、仕入れや業務上消費したガソリンは当然経費計上できますがプライベート使用分は経費計上できないのでその辺りはよく考えて経費計上しましょう。
こちらもややこしいので管轄税務署に相談することをおススメします。
せどりでよく使う経費はどんな経費があるの?
消耗品費
出荷の際に使用するダンボール、梱包資材や作業に必要なシール剥がし液や出品用ラベル、主にこの辺りがせどりで計上できる消耗品費に該当します。
その他領収書であったり請求書など、業務上必要な消耗品は全てここに分類されます。
交際費
せどり仲間と情報交換を目的とした飲食費や同業者やコミュニティメンバーの懇親会、従業員への茶菓飲食代やお中元、取引先への手土産など、そういった支払いに分類される経費になります。
旅費交通費
仕入れ等に出る際の高速道路の代金や遠征時の宿泊費等が該当します、私の場合遠征時にフェリーなどを使用するケースもありますのでそういった支払いにも使える経費になります。
地代家賃
自宅兼事務所であったり事務所の賃料を経費計上する際に使用します、実際に使用している部屋の割合等を算出して計上する必要がありますので全額計上できるわけではないのでご注意ください。
水道光熱費
地代家賃と同じく割合での経費計上になります、電気代については仕事の比率が多くなるとは思いますが水道、ガスなどはあまりせどりでは使用しないと思うので経費計上は難しいかもしれません。
管轄税務署に確認を。
新聞図書費
業務上必要な書籍を購入した際に計上します。
当然業務に必要な知識を得られるものである必要があるためあまりにもかけ離れているようなものは計上できませんので注意ください。
外注工賃
外注スタッフへ作業を委託した支払いやコンサル費用、代行費用等をこの科目で計上します。
荷造運賃
FBA倉庫への出荷にかかる費用や自己発送の際の送料等が主にこの科目になります。
通信費
電話代やプロバイダー料金、切手代などがここに分類されます。
損害保険料
基本は掛け捨ての保険になりますが、事務所の火災保険や車両の保険など、経費計上できる保険についてはこちらで計上します。
給与賃金
従業員を雇用している場合や配偶者を専従者としているような場合に計上する経費になります。
見出し:レシートや領収書は大切に保管を
雑費
上記にあげたような経費以外で発生した事業に関わる出費についてはコチラで計上する形になります。
主にこういった経費があることを理解していると普段の仕分けもスムーズに行くかと思います。
経費や税金、節税のことを把握して確定申告に備えよう
経費をちゃんと把握して計上することで余計な税金を払わなくてすみます。
例えばコンサル料金なんて相当大きな金額になりますからね、これを経費計上しないとなると相当税金にも影響しますし、個人でやっている人はその辺り本当にわからないし調べもしない人っていくらでもいます。
結局そういう知識をつけることが嫌だから安易に税理士に依頼するという方法を選択するんですが、それだと経費もかさみますからね。
お金に余裕があったり規模が大きくなれば税理士に依頼するのが的確で間違いないと思いますが、せどりというビジネスは非常に大きな資金を仕入れとして先行して支払いを行う性質上固定費を下手に上げるという事がいかに避けるべきことなのか実践者であれば重々承知してることかと思います。
よく税理士に頼んでも月額1万円程度だからその分仕入れして稼げばいいという意見がありますが、そんなことを増やしに増やして一体どれだけの出費が発生しているか把握してますか?
という話ですね、コンサル等でもよく言われる手法で、月額で考えれば2万円程度です。
それならその分仕入れて稼ぎましょうという話と同じですよね、確かに一点集中してそれだけであれば大した問題ではありませんがそういう感覚でコンサルも受けるわ税理士も顧問につけるわ、車のローンも抱えるわ、このように固定費を増やしまくる人が多いのも事実。
固定費をいかに減らすかが安定して稼ぐ秘訣とも言えるので、私は規模が小さい内は会計ソフトなどを使って自分で申告することをおススメします。
現実問題自分で仕分けしながらわからない所も解消して、どういったものが節税になるのか、どういった仕分けがこの場合適切なのか。
そんなことを試行錯誤している内に経営者としての知識は確実についてくると思いますよ。
実際今では仕分けに使っている時間なんて1カ月の内2時間程度ですし、それを代行してもらって毎月1万円も払う気にはあまりなれませんね。
オススメの会計ソフト
私はMFクラウド会計を選択していますがどれも大差ないと思います、結構freeeが一般的なのかもしれませんが、MFクラウド会計もかなり使いやすいのでオススメです。
節税に使えるオススメの制度
小規模企業共済
月々1000円~70000円の範囲で積み立てのできる個人事業主にとっての退職金のような制度です。
国が運営しているので安心という部分から節税の上では非常に重要な制度かと思います。
主なメリットはコチラ
- 所得控除を受けて税金を減らすことができる
- 退職金として積み立てを受け取るため税金が少なくて済む
- 積み立ての利回りが1%~1.5%と銀行に比べてかなり高い
こういった制度についても自分で税金のことを学ぶことによって知ることができます。
もちろん税理士がそういった制度を活用したらいかがでしょう?
等提案してくれるとは思いますが、それじゃあ言われたままで結局身には入らないですからね。
色々仕組みを知った上でお願いするのと言われっぱなしでわかりませんというのでは全然違いますので初期の段階では是非とも自分で頑張ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はせどりに関する経費についてまとめました。
この辺りの話ってせどりを実践する上で必須なことですよね、当然ながら私は税理士ではないので普段の仕分けをこうすればいいとか教えられる立場にないんですがせどりで稼いで行く上で必須なことだとわかっているので困っている人がどのように処理すればいいのかお伝えするようなことはできます。
巷の情報発信者はこういったことも全く理解せずコンサルを受注しているような人も当然いるわけで、そういった所に高額投資した場合必要な作業なのにその人も税理士に丸投げだからよく理解しておらず結果税理士に頼むべきですよ、と言った意見しか貰えない可能性はかなり高いです。
そうなるとただでさえコンサル費用で資金を圧迫しているのに税理士の料金でさらに資金を圧迫することになる訳ですよ。
かなりきついですよね、私としてはそのような状況にならないようにせどりで安定して稼いで行く方法をお伝えする企画を検討しています。
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